アトピーに適切な入浴方法と避けるべき入浴方法

長風呂しがちなアトピーホルダー、こぺんぎんです。

お風呂でスマホをいじって長風呂してしまったり、熱いお湯につかったり熱いシャワーを浴びると、

乾燥して肌がつっぱったり、痒み増すことはありませんか?

アトピーにとってお風呂の入り方はとても重要です。

毎日行うことですから、適切な入浴方法と避けるべき入浴方法を知って、アトピーの改善に役立てましょう。

避けるべき入浴方法

まずは、避けるべき入浴方法を紹介します。

適切な入浴方法も大事ですが、まずはダメな入浴方法を避ければ、自然とアトピーの悪化を防ぐことができます。

①長風呂

長風呂をすると、皮脂や角層細胞、セラミドがお湯に溶けだしてしまいます。

皮脂角層細胞は、肌の保湿を担うだけでなく、花粉・ホコリのようなアレルギー源をブロックする重要な役割をはたしているため、これらが肌から奪われると、急激な乾燥が起こります。

セラミドは、角質細胞同士をくっつけて水分をキープする成分をはたしています。

②熱いお湯(42℃以上)

さらに、42℃を超えると皮脂や角層細胞がより溶けだしやすい環境になるので厳禁です。

また、痒みがある場所に熱いお湯をかけると痒みが増しイタ気持ち良い感覚が起こると思いますが、肌は熱が加わると血管が膨張し、周辺の神経が刺激されるため痒みが引き起こっているのです。

42℃以上で長風呂はもってのほかですので、もし行っている方がいればすぐにでもやめましょう。

③石鹸・ナイロンタオルの使用

石鹸・ナイロンタオルの使用も同様に皮脂膜や角質細胞にダメージを与えます。

実は、皮膚の汚れ(特に汗やホコリ)はお湯のみで洗い流すことが可能です。

毛が多い部位や、皮脂の出やすい背中・胸・顔のみ石鹸を使って洗えば十分です。

洗う際には、ナイロンタオルのような固い素材のものでゴシゴシ洗うのは避けましょう。言うまでもなく皮膚を傷めますし、色素沈着が起こり黒ずむ可能性もあります。

適切な入浴方法

避けるべき入浴方法を踏まえた上で、どんな入浴が適切なのかを紹介します。

①38~40℃のぬるま湯に10~15分以内

アトピーの肌に良い浴槽の環境は38~40度で、入浴時間は10~15分以内です。

できるだけぬるま湯(38℃)にして10分以内に浴槽からあがるとベストです。

②石鹸は泡立てて使用&よく洗い流す

毛の多い部位と皮脂の出やすい背中・胸・顔のみ石鹸を使いますが、

よく泡立ててから手でなでるように洗ってください。

出来るだけきめ細かい泡を作って、手で優しく洗っても肌のしわに入りこむようにします。

手で泡立てるのは限界があるので、泡立てネットを使うのをオススメします。

バルクオムの泡立てネットはネット面積が大きく4重になっていってキメの細かい泡が素早く作れるのでお勧めです。

③綿や絹などのタオルを使用

背中は手では洗いきれないため、綿や絹などの天然素材で出来たやわらかいタオルを使用しましょう。

綿のタオルは幅が狭いものが多いですが、キクロンファインのタオルは28cm×100cmと十分な生地面積があるため、オススメです。

まとめ

アトピーと入浴についてご紹介しました。

すべて実践できている人は少ないと思いますし、実践するのは意外と難しいですよね。

僕自身、お風呂でリラックスしてyoutubeを観るのが好きなので、長風呂をしてしまうこともあります…。

ですが、肌の状態を悪化させないためにもできるだけ心がけるようにしましょう。

おまけ(入浴後の保湿)

入浴後の保湿ですが、入浴後10分以内に行いましょう。

10分以内ですので、もっと早ければその方が良いです。

汗をかいている状態では保湿を行えないので、ここでもぬるま湯に短時間の入浴をすることの効果が発揮されます。

お風呂から上がって10分後までは入浴前より皮膚に水分量が多くのこっているため、その状態で保湿し水分を閉じ込めると、保湿効果が高まります。