やりたいことが無いけど仕事を辞めたい人のオススメの思考方法

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五月病を発症しています。こぺんぎんです。

圧倒的売り手市場だった2016年に新卒で現在の会社に入社して約4年が経ちました。

ぺんた

売り手市場は、採用をしたいと思っている企業の数(需要量)に対して、学生の数(供給量)が少ない状態のことを言うよ。つまり、就活生が有利な状態だね。

入社時は、定年まで働くつもりで入りましたが職種(SE)への興味が持てず、また目指したい姿もなく、鬱で休職を経験したり、

持病のヘルニアを悪化させて寝たきりになってしまったりと、割と波乱のある社会人生活を送ってきました。




うつ? 甘え?分からないと悩んでいる人へ。

そんな僕が、今まで一貫していたことは、辞めたいけどやりたいことが無い。ということでした。

そんな悶々としていた時期と、それを打開してくれたキッカケとなった経験をご紹介したいと思います。

辞めたいけど転職意欲がない時期

簡単に僕が今まで”辞めたいけど辞められなかった”時期を紹介します。

入社3年目のある日、上記で紹介している記事にもある通り、鬱にかかってしまいました。

SEやプログラマというのは、大手のメーカや製品を持っている中小企業に努めない限り、だいたいは派遣・出向という形でメーカへ配属されます。(派遣元会社に正社員として就職して、派遣先に派遣されるという形ですね。)

僕はもともと人見知りですから同じ職場で長く続けられる会社を選んだつもりでしたが、職業分析が甘くて、ふつうにミスりました。

結果、ご多分に漏れず半年単位で職場を転々とする働き方をしていました。

いろんな会社で働けるのは良い経験にもなりますが、半年経ったら人間関係リセットってのはなかなか厳しいものがあります。

もちろん受け入れる会社はそんなことお構いなく、高額なお金を払って僕を受け入れているわけですから、常に一定のクオリティの成果物を求められますし、僕もその意識を常にもって仕事をしていました。(だいたい僕に入る給料の3倍くらいのお金を派遣先に請求していた記憶があります。)

まあ、それでプレッシャーに押し潰されたわけです。

ああ、もうこれは駄目だ。となって上司に相談したとき、「周りからは評価されているよ。」と上司にフォローいただきましたが、自分の能力の低さがバレていないだけだし、そろそろバレる時期だったと、当時も、また今になっても思います。年の近い先輩や同僚のパフォーマンスに追いつける自信がなかったし、追いつきたいという技術的好奇心がなかったことが辛かったです。

そんなこんなで休職したとき、ふとこんなことを思いました。

今休職してるけど、復職できないよね。そもそも職種自体が嫌いなんだから転職したって問題解決にならないし、やりたいこともないし。

これ、結構共感できる人いるんじゃないかと思います。文字通り身動きとれず、ひたすら時間の流れに取り残されるように1か月を寝て過ごしていました。

「やりたいことがない。」悩みを打開したキッカケ

約1か月の休職期間を経て、とりあえずリハビリのような感覚で会社へ復職した僕でしたが、

やはり上手く行かず、職場で泣いてしまうような日々を送っていました。それでもやりたいことがないから、転職はあきらめて仕方なく仕事に向かう日々を過ごしていました。

ですがある日、この状態を打開してくれる本と出会いました。

紹介します。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

この本にはやりたいことが無い人に向けて書いてある部分があります。

印象に残ったのが、

ほとんどの人に。「やりたいこと」なんて必要ない。

・人間には、「何をするか」に重きをおくto do型の人間と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる。

・99%の人間はbeing型である。だから「心からやりたいこと」が無くても悲観する必要はなったくない

という部分。

つまり、やりたいことがあるかは重要じゃなくて、大事なのは、どんな風に自分が働けるかってことなんです。

たとえば、人のお世話をするのが好きな人だったら、具体的やりたいことや職業がなくても、以下のように仕事をしている自分になれる職場を選んでみるといいんじゃないでしょうか。

・お客さんのお世話をする業種(接客・介護・相談員など)

・バイトや派遣社員を管理をする業種(業務管理スタッフ・ヘルプデスクなど)

・社員の世話をする業種(総務・人事など)

こういう風に、何をやりたいかではなく、どんな風に働きたいかを考えることは、かなり効果的だと思います。

そのほかにも、上記でオススメした本には、自分のマーケットバリューを高めることなど、転職について有効的な文言がありますので、是非手に取って読んでみることをオススメします。

社内転部を選択

そして僕はどうしたかというと、

SEをこれからも続けることは無理だと判断し、もともとお節介な性格もあり人を手助けする職種になりたいと考えました。

そこで思い浮かんだのは、接客・社会福祉士・総務などの業種です。

お節介ではあるものの人見知りという厄介な性格でしたので、一日に何人にも接しないといけない接客は向かないな。と思い省きました。

ある程度の期間、特定の人と関われて、お世話ができるような、社会福祉士や総務になりたいな。とぼんやり考えていました。

そんなあるとき、ふと、総務ってこの会社にもあるじゃん。転職よりリスク低いし転部してみたい。という考えに至り、上司面談の際に思い切って総務に行きたい。と相談してみました。

そうすると、たまたまその時に、総務部が人で不足であったことと、システム化を図っていてシステム寄りの人間が欲しいということで、運よく転部の話が実現しました。

結果、1年近く総務の仕事をしていますが、自分のなかで成長を感じますし、仕事にやりがいも感じています。

社員からの問い合わせなどに対応したり、社内の派遣さんの面倒をみたりと、自分の存在意義も感じながら仕事が出来ています。

会社への不満はありますが、職種への不満はないので、もし転職するとしても総務業で探そう。という意思もあり、将来への不安が和らぎました。

総務はやりたい仕事だと思ったことはなかったけれど、なりたい自分にはなれている気がします。

まとめ

やりたい仕事はなくていい、どんな風に働きたいか。を重視した結果、

意欲がなく鬱にまでなった自分から、やりがいを持って働けている自分になれた経験をご紹介しました。

まだまだ、仕事にたいして凹むことはたくさんありますが、この職種で将来も働こう!という軸が出来たのは自信や安心になりました。

こんなキッカケをくれた本に出合えたことはとても幸運だったと思います。

もし同じく悩んでいるかたがいたら、是非読んでみることをオススメします。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法