今記事では、うつで休職したのち、短い期間で焦って復職してしまった僕の経験をもとに、焦って復職しない方が良い理由をお伝えいたします。
ぺんた
僕の休職について
まず、僕の休職について紹介します。
僕が休職したのは、技術派遣という仕事の特性である『頻繁な職場の変化』と同時に、『超大手企業へ配属』になったことによるプレッシャーによってうつになってしまい、休職に至りました。
詳しくは以下の記事に記載しています。
情報学部生が就職を成功させる会社選びの方法とは?【就活の心構え】
そして、休職期間は1か月でした。
この1か月という期間が、自分にとって回復に十分な期間ではなく、復職後にとても苦労をしてしまいました。
焦って復職したわけ
そもそも、1か月という短い期間で復職した理由は、
こんなに休んでていいのか。という自分の焦りと、
はやく戻ってきてほしい。という会社からの催促
が原因でした。
自分の焦り
まず、自分の焦りとして、
- 休職するということに元々抵抗感があった。
- 社会人なのに会社にいかずに家にいていいのか?
- 自分の市場価値が落ちてしまうのでは?
という焦りがありました。
あとから思えば、その焦りがうつが完全に治っていない証拠でもあったのですが、当時の僕はそんなことに気づかず、家で体も休めつつも、早く仕事をしなくちゃという気持ちが常にありました。
会社からの催促
そして、会社からの催促もありました。休職してから1か月間近のときに、会社との面談がありました。そこで話された内容は、
- あまり長く休むも君のためにもならない。
- うつの原因になった部署から異動させてあげる。
- 閑散期なので復帰しやすい。
という内容でした。
自分的にはまだ週5日、8時間をフルで働ける自信もあまりなく、またこの会社のためにまた自分の身体を削る意味はあるのかという気持ちもありましたが、部署が変わるということは僕の会社では異例の対応であったため、そこに希望をもって復職を受け入れました。
余談ですが、同じタイミングで産業医との面談もあったのですが、産業医はメンタルヘルスの専門医ではなく、ご飯が食べられているかという質問のみで復職できる。という判断をされました。これについては今でもとても疑問があります。。。
そしてその後、自分のかかりつけの医者に行き復職したい旨を伝え、復職の診断書を会社に提出しました。
復職後の自分
ここからが本題ですが、復職後の自分はとても仕事のできる状態ではありませんでした。
仕事ができる状態じゃない
仕事場の駐車場に駐車してから会社までの5分の徒歩がとてもつらく、何度も車に戻ってはまた会社に向けて歩き出すということをしていました。
そして、何とかオフィスに入っても自分の席につくと長く座っていることができず、何度も休憩室や更衣室で動悸や気持ち悪さが治るまで休憩していました。
ひどいときには、なぜか涙がでてくる状態で、とにかくうつで休んだ時と同じような症状が出始めていました。
会社からは、休まずに来ることがまず大事だから仕事の出来は気にしなくていいよ。
とは言われたものの、休まずに行くこと自体が、自分にとってとてもプレッシャーになってしまいました。
いまは頑張らなくてもいい。
何日も、休まずに行くことが大事。だと自分に言い続けて、無理して出社をしていたある日。
「このままだと、また休職してしまう。」
と感じました。そして勇気を出して有休を使い1日休みました。
そしてベッドになかにうずくまり、休んでしまった後悔の気持ちと、これでいいんだ。という自分を納得させる気持ちを何度も往復させ、疲れ切ったときに、ふと、
いまは、頑張らなくていいんだ。
という気持ちになり、なんとなくそれまでのきつかった気持ちが少し和らぎました。
それから、数週間に1度は休む日々が続き、
半年くらいたってようやく普通に働くことができ始めました。
総務の人に聞いたところによると、
復職して3か月はまともに働くことが難しく、その期間に無理をすると再度休職してしまうケースが多いとのことでした。
自分の、『いまは、頑張らなくていい。』という気持ちの切り替えは間違っていなかったんだなと実感できました。
普通に働くことができるようになってから、頑張ればいいんです。
まとめ
まとめると、まずは復職することを焦らないということです。
いくら休職することに抵抗感があっても、仕事をしていないことに焦りを感じても、
急いで復職しようとは思わない。
ことがとにかく大事です。自分が復職して週5日で8時間働くことに良いイメージが着かなかったり、仕事に対して意欲的な気持ちにならない限りは、無理をしてはいけないです。
僕のように復職後に再度、休職しそうになってしまう可能性があります。
もし、会社から催促されても、自分を大事にして断りをいれるか、時間を短縮したり出勤日数を減らして復帰するとことが可能か相談してみるといいと思います。
また、もし復職後に、うつのようなきつい思いをしている場合は、
いまは頑張らない。
という気持ちに切り替えることが大事です。
自分を追い込んで再度休職してしまうことになっては、今の頑張っていることが元も子もなくなってしまいます。
急いで復職せず、復職後もきつければ感張りすぎずにしましょう。
ぺんた
ぴよた